北里大学医学部における教育(卒前教育)

教育プログラム

精神科が担当する部分(2008年度)
学年 講義分類 講義タイトル 担当者 コマ数(80分/コマ)
医学原論(講義+実習) 精神科とその疾患について考え、触れる 宮岡、井上、非常勤講師 6コマ
腫瘍系(講義) サイコオンコロジー 山本 1コマ
Tutorial学習(PBL)
齋藤、他 10コマ
内科学総論(講義) 精神疾患の身体症状 宮岡 1コマ
精神系(講義) 別添表参照 別添表参照 別添表参照
臨床実習入門(講義、実習) 医療面接実習、病棟実習 齋藤、吉田 2+3コマ
臨床実習 精神科 スタッフ全員 1週間(北里大学東病院、北里大学病院)
選択実習 精神科 スタッフ全員、教育関連病院実習を含む 3週間(北里大学東病院、北里大学病院、教育関連病院)

精神系講義(24コマ)2008年度
No. 講義テーマ 担当者 所属
序説/精神医学の考え方と精神疾患の分類 宮岡等 精神科学
 2 症例呈示/精神症状学 齋藤正範 精神科学
 3 薬物乱用、依存、離脱の病態と症候 吉田芳子 精神科学
 4 精神療法 生地新 医療系研究科
 5 睡眠障害 田ヶ谷浩邦 医療系研究科
 6 てんかん/知的障害 齋藤正範 精神科学
 7 神経症性障害/人格障害/ストレス関連障害 井上勝夫 精神科学
 8 アルコール依存症 澤山透 精神科学
 9 統合失調症(1) 山本賢司 精神科学
 10 統合失調症(2) 山本賢司 精神科学
 11 老年精神医学(1) 高橋恵 精神科学
 12 老年精神医学(2)/器質性精神障害 高橋恵 精神科学
 13 司法精神医学 高橋恵 精神科学
 14 症状性精神医学/コンサルテーション精神医学 山本賢司 精神科学
 15 患者医師関係、医療コミュニケーション 佐伯晴子 非常勤講師
 16 身体表現性障害/摂食障害 高橋恵理 精神科学
 17 児童・思春期精神医学 井上勝夫 精神科学
 18 精神科における救急医療 大石智 精神科学
 19 気分障害(1) 大嶋明彦 精神科学
 20 気分障害(2) 大嶋明彦 精神科学
 21 心理検査 岩満優美 医療系研究科
 22 臨床における医療倫理 宮岡等、齋藤有紀子 精神科学、医学原論研究部門
 23 症例発表とまとめ(1) 宮岡等、齋藤正範 精神科学
 23 症例発表とまとめ(2) 宮岡等、齋藤正範 精神科学

新臨床研修制度に基づく研修医教育カリキュラム

カリキュラムの概要
1.北里大学病院における研修プログラム(北里大学病院管理型臨床研修病院群プログラム番号:030296101)
詳細はこちら
 
2.北里大学病院/東病院における精神科研修プログラム
北里大学病院における研修プログラムでは選択科のなかに精神科を含めることができます。
北里大学病院ホームページ内の研修プログラム概要もご参照下さい。
1)研修プログラムの目標
精神症状について、症状を把握し、診断し、自ら治療する能力を身につけるか、専門家にコンサルトするためのスクリーニングする能力を身につける。対象となる精神症状は精神科受診患者以外でみられやすいものとする。
2)研修プログラムの特色
北里大学病院の精神科臨床は主に東病院で行われているが、児童部門とリエゾン部門は北里大学病院精神神経科が中心となっている。両病院における精神科臨床の基本方針は、どのような精神疾患の、どのような時期にも対応できる精神科医療である。薬物療法を中心とする精神疾患の急性期から、リハビリテーションを積極的に行う慢性期まで一貫した治療を行い、カウンセリングや精神療法が必要な疾患や身体疾患を合併した精神疾患への対応も可能である。また神奈川県の精神疾患救急医療システムの基幹病院となっているため、措置入院や緊急措置入院も受け入れている。
診療実績として、年間の外来初診患者数は2,881人。その内訳はうつ病、躁うつ病などの気分障害圏776人、統合失調症圏366人、神経症圏1,163人など、初診・再診を含めた1日平均外来患者数は300人超と多く、外来デイケアも実施している。さらに専門外来として診療ストレス外来、アルコール外来、認知症鑑別外来、てんかん外来、音楽療法外来などを置いている。精神科病棟は閉鎖病棟約100床からなり、スーパー救急病床、身体合併症治療病床を含んでいる。
北里大学病院に置ける新卒後研修制度の中野精神科研修は、北里大学病院と東病院で行われる。両病院のみの研修で、あらゆる精神疾患について一通りの経験を積むことができるのが特徴である。いわゆる精神科以外のプライマリケアで出会うような軽症うつ病や身体化障害の患者さんも東病院の外来には多く訪れるし、一方で自傷他害のおそれのあるような患者さんが主な対象となる精神科救急も経験できる。また精神疾患患者の身体合併症治療や統合失調症慢性期のデイケアも実施している。医学部の付属施設としての病院であるため、スタッフも各分野の専門家がそろっており、研修医の疑問への対応は極めて早いと思われる。指導医になりうる医師も豊富であり、基本的には研修医一名に一名の指導医という体制で研修を行う予定である。
3)研修プログラム(研修医10人の場合)
A.講義(90分×25回)
精神医学入門、精神症状を把握するための面接、精神症状の理解と記載、医療面接(2回)、医療記録の記載、脳波(2回)、心理テストの用い方、不眠・不安・不安障害、抑うつ・うつ病、せん妄・症状精神病、認知症・変性疾患、統合失調症、統合失調症における社会復帰や社会支援体制、アルコール依存、心身症・心療内科疾患・身体表現性障害・ストレス関連障害、児童精神医学、向精神薬の副作用、精神科救急医療、身体救急の現場における精神医療、緩和・終末期医療(2回)、公的な精神保健センターの業務、産業メンタルヘルスとストレスマネジメント、臨床現場で求められる規則や法律
B.実習とその日程
1)東病院精神神経科研修(6週)
2)東病院当直研修(適宜)
3)大学病院リエゾン研修(1週)
4)大学病院救命救急センター研修(2日)
5)大学病院緩和ケアチーム研修(2日)
6)横浜市こころの相談センター研修(1日)
C.指導体制
1)東病院病棟
研究員、診療講師、講師(合計11名)が指導医となり、各一名の研修医を配属
2)東病院外来
当日の外来担当医が担当
3)東病院当直
当日担当の精神保健指定医が担当
4)大学病院リエゾン研修
大学病院勤務の准教授と研究員が担当
5)大学病院救命救急センター研修
救命救急センターに勤務する精神科学講師が担当
6)大学病院緩和ケアチーム研修
緩和ケアチームに勤務する研究員が担当
7)横浜市こころの相談センター研修
センター長に委嘱
4)評価
1)経験症例のレポート
2)到達目標に関する口頭試問
5)プログラム修了後のコース
研修医として二年間の研修終了後、引き続き精神科での研修を希望する者は、さらに病棟医として4年間の研修を行う。この研修は北里大学東病院、北里大学病院を中心として行うが、その一部期間を教育関連病院で実施する場合もある。
 
3.北里大学病院/東病院における精神科選択研修プログラム
1)研修プログラムの特色と目標
必修研修2ヶ月に加えてさらに精神科研修を希望する者を対象とする。選択研修の目的は、必修研修で得た知識や技術をさらに伸ばして、精神医学全般に対する専門性を高めることである。希望する者は「児童精神医学」、「老年精神医学」、「心身医学・リエゾン精神医学」、「産業メンタルヘルス」、「行政との関係」の中から1〜2課目を選択し、より重点的な研修を行うことができる。内科志望者の心身医学研修、小児科志望者の児童精神医学研修、産業医志望者の産業メンタルヘルス研修などにも利用してほしいと考えている。
2)研修プログラム
A.選択者全員が受ける研修
・東病院精神神経科入院病棟で受け持ち患者をもって指導医の指導をうける。
・東病院精神神経科外来にて予診、陪診などの業務を行う。
B.選択者の希望を配慮した研修
上記のように、希望者は専門外来や行政機関での研修を受けることができる。
C.評価
担当症例に関する口頭試問
 
連絡および問い合わせ先
北里大学医学部精神科学
〒252-0380相模原市南区麻溝台2-1-1北里大学東病院精神神経科医局
Tel: 042-748-9111
Fax: 042-765-3570
宮岡 等 
Emailでのお問い合わせ
澤山 透
Emailでのお問い合わせ

研修医終了後の精神科専門医教育プログラム(後期研修プログラム)

プログラムの概要
(対象:新制度で二年間の研修を終えた医師、精神科に転科を希望する医師)
日本精神神経学会の精神科専門医制度(研修医2年間+専門医研修3年間で受験資格を得る)が発足しましたので、当大学の精神科専門医教育(後期研修)プログラムはこの制度で求められている履修内容に準じて行います。精神保健指定医も最短期間で取得することができるように指導します。北里大学医学部精神科としての専門医教育プログラムは全4年間で、以下のような内容です。(基本研修は当初、原則として全員、北里大学東病院精神神経疾患治療センターで実施する予定でしたが、各医師の希望や経済的な状況、大学病院の定員等を考慮し、教育スタッフの多い教育関連病院で開始することも出来るようにしました。)
1.基本研修(最初の1年間)
北里大学東病院精神神経疾患治療センター、済生会横浜市東部病院、愛光病院、相模台病院、その他の精神科医療機関で行います。
2.その後の2年6ヶ月間の研修
北里大学東病院、北里大学病院、教育関連総合病院、教育関連精神科病院において、精神科臨床一般だけではなく、精神科救急、精神科リハビリテーション、総合病院精神医学、児童精神医学、リエゾン精神医学等の希望する専門領域に応じて、研修機関を変えることもできます。
【北里大学医学部精神科における後期研修プログラムの特徴】
1.北里大学医学部は100床超の入院病床、300名/日を超える外来、神奈川県精神科救急システム基幹病院、司法精神医学に関係する入院等という特徴を有する北里大学東病院と、児童精神科が依頼、リエゾン外来などを有する北里大学病院を研修施設として持っています。後期研修は教育スタッフの豊富な両病院内での実習や勉強会への参加をもとに行います。
2.講師クラスの教室スタッフに全領域の専門家がいますので、相談や討論をしやすい環境で研修できます。
3.大学病院としては珍しく措置入院を受け入れていますので、大学病院内の豊富なスタッフの基で精神保健指定医取得に必要な症例に関する研修を行うことができます。
4.研修プログラムの組み方によって研修できる人数は調整できますので、現時点では募集人員に制限は設けていません。
5.研修期間中の教育関連病院は夕方から夜の時間帯に大学で研究会等があっても戻って参加できる距離にある病院としました。
6.研修場所や研修期間は、各人の関心や経済的問題等を考えながら相談して決めたいと思います。今回、後期研修最初の1年間を、大学病院よりも収入の多い教育関連病院で研修するプログラムを設けて、経済的な問題を解決しやすくしました。
7.一般精神科の研修に加えて、児童精神科臨床を専門的に研修できるプログラムがあります。
8.育児施設のある病院を教育関連病院として確保する等、結婚や出産、育児等と仕事の両立についても、無理のない研修プログラムを作りたいと考えていますので御相談ください。

研修に関してこれまでにいただいた質問と回答

Q1
将来、小児児童精神医学を専門にしたいと考えています。その場合でも精神保健指定医、精神科専門医は両方とも資格を得ておいた方がよいですか。このような希望の場合、貴大学ではどのような研修ができますか。
A1
1)小児や児童の患者さんでも急に興奮などの精神症状が増悪することがあり、そのような場合、医療としての適切な対応は精神保健指定医しかできないでしょう。必ず精神保健指定医の資格は得ておくべきと思います。
2)日本精神神経学会の精神科専門医制度が発足し、まもなく専門医が誕生します。これは精神科医として臨床を行うための最低限の能力を保証するものですから、私は持っておくべきと考えます。北里大学精神科の研修でも精神科専門医は取得するという前提でカリキュラムを考えています。
3)小児児童精神医学の専門医である前に精神科専門医であることは不可欠です。北里大学では新臨床研修制度による初期研修2年を終えて教室に加わってこられる方に対して、最初の3年間は精神科専門医取得に必要な教育を中心に行う予定です。ただこの期間内にも、北里大学病院精神神経科には小児児童外来があり専門の医師がおりますので、適宜、小児児童精神医学の研修を行い、診療に加わっていただこうと考えています。4年目はより本人の希望を生かして専門的な研修や診療ができるようにカリキュラムを作成しています。より具体的な問題については個別にご相談に応じたいと思いますので、気軽にメールをお寄せ下さい。
(2004.12.5,文責:宮岡等 miyaoka@med.kitasato-u.ac.jp)
 
Q2
将来、心身医学を専門にできるような研修をしたいと考えています。一部の大学などにある心療内科だけでなく、精神科の中のリエゾン精神医学は自分の興味に近いですし、内科の中にも心身医学の研究室をもっているところがあります。初期研修2年が終わった後、どのような進路がよいですか。
A2
本来、心身医学の主な対象は心身症であり、心身症とは「消化性潰瘍や気管支喘息などの身体疾患であり、その身体症状が環境のストレッサーにより変動しやすい場合」を言います。ところが最近、心身医学や心療内科の施設の一部が「小精神科」のようになり、パニック障害やうつ病まで治療対象としているため、かえって医学部の学生さんや研修医を混乱させているようです。
「心身医学を中心に研修したい」という希望をもう一度よく考えて下さい。もしパニック障害やうつ病のように精神症状が主である疾患に興味があるならば精神科に進むべきでしょう。パニック障害やうつ病が重症になった場合は精神科医しか対応できません。必要によっては精神科研修開始後、さらに内科研修を追加することも可能と思います。また精神科の中にはリエゾン精神医学に力を入れ、身体各科と共同で診療や研究に当たっている施設も少なくありません。消化性潰瘍や気管支喘息などの身体疾患を中心に勉強したければ心療内科となりますが、心療内科や心身医学の教室すべてで消化性潰瘍や気管支喘息などの身体疾患の研修ができるとはいえないようですから、個々の施設の状況をよく調べて下さい。もうひとつの進路として心身医学の研究室をもっている内科で研修する方法があります。そのような所では精神科と良好な連携のもとで治療や研究を行っていたり、一定期間、精神科での研修を認めている場合もあるはずです。
最後に私からのお願いは、「身体疾患が重症になったら内科に依頼し、精神症状が重症になったら精神科に依頼するような専門性のはっきりしない医師にならないことを後期研修の目標としてほしい」と「本当は精神医学に興味があるのに精神科という名前に抵抗があるという理由で心療内科や心身医学を研修するという選択はしないで欲しい」という点です。
(2004.12.11,文責:宮岡等 miyaoka@med.kitasato-u.ac.jp)
 
Q3
現在、大学ではないいわゆる総合病院で初期研修を受けています。内科などに進む者は「後期研修も大学に戻る必要はない。この病院に残って専門医を目指せ」と強く勧められているようです。私は精神科志望ですが、後期研修を大学に所属して受けるのと、大学以外の施設で受けるのといずれがよいのでしょうか。また大学以外の精神科でそのようなプログラムや設備をもっている施設がありますか。
A3
精神科の後期研修を受け入れようとしている施設では精神保健指定医やまもなく認められる精神科専門医の取得を目標にプログラムを組んでいると思います。このようなプログラムを持っている大学病院以外の施設があるかどうかについて、私自身、現在十分な情報をもっていません。情報があればまたこのページに加筆します。
現在の精神科医療は精神科病院、総合病院精神科、大学病院などで、かなり機能分化した形で行われているので、内科や外科と違って多くの施設では単独で後期研修を完了することは困難です。また精神症状が重症の患者さんが大学や総合病院よりもむしろ精神科病院で治療を受けていることから、ほとんどの大学では大学の果たす役割にも限界があります。かといって精神科病院のみの研修で精神科専門医に必要な知識が身に付くとはいえません。その結果、大学がコーディネーターとなって、精神科病院や総合病院での研修も含めてプログラムを組むことが多くなっているようです。
個々の大学がもつ研修プログラムや研修場所などは様々ですから、情報を集めるだけでなく、休暇などを利用してできれば当直業務まで含めた見学などを行い、後期研修の場所を決めて欲しいと思います。後期研修では、さらに精神科の中の何を専門にするか、大学内ではどの程度の研修ができるか、経済状況や自分の人生をどう設計するかなども関係するはずですから、個々の研修施設の担当者に会って詳細に聞いてください。私からのメッセージは「精神科後期研修の研修内容は施設によって相当異なるはずである。施設選択は君の将来の精神科医としての質を決めるかもしれない。選択する自由は選択する側の責任をも伴うことを自覚して、出身大学などにとらわれないよい選択をして欲しい」です。
(2004.12.30,文責:宮岡等 miyaoka@med.kitasato-u.ac.jp)
 
Q4
1)現在の主任教授は今後何年程度在籍の予定ですか?
2)指定医は何年程度で取得出来るのですか?
3)医局全体としてはどの様な傾向の臨床アプローチが主体ですか?
4)スタッフの専門分野は何にあたりますか?
5)医局員の構成はどの様になっておりますか?
6)関連病院はどこになりますか?
7)指導体制はどの様になっていますか?
8)給与はどの程度を見込めますか?
9)当直や休暇はどの様な体制になっておりますか?
A4
医学部卒業後、すぐ専門科の研修に入る時代には、このご質問にあるような問題(特に6)、7)、8)、9))があまり明確にされないまま進路を決めないといけなかったように思います。新研修制度になって、このような観点から研修施設を比較して決めることができるようになったという現状を実感しました。好ましいことだと思います。ぜひ十分時間をかけて比較してください。
1)現在49歳(着任後6年経過)ですので、定年まで15年あります。
2)精神科医として3年間経過した時点(申請できる最短期間)で、精神保健指定医、日本精神神経学会の精神科専門医ともに申請し、取得できるようにプログラムを組んでいます。指定医は、申請後、一部修正を求められて取得が遅れた者はいますが全員取得します。
3)臨床では、ある病態に対して最初から特定のアプローチを重視して治療に当たるというのは不適切でしょう。それぞれの患者さんの状態に応じて薬物療法などの生物学的治療と認知行動療法などの精神療法を組み合わせて治療に当たっています。研究ではそれぞれの医師ごとに得意分野がありますが、臨床では総合的な視点が不可欠であると思います。
4)「スタッフ」を参照して下さい。
5)「スタッフ」を参照して下さい。
6)「教育関連病院」を参照して下さい。専門医教育カリキュラムにおける関連病院は、原則として夕方から夜の時間帯に大学で研究会などがあっても戻って参加できる距離にある病院としています。
7)8)9)のご質問は来年、北里大学精神科で専門医をめざそうとしてくださる方の数にも関係がありますので、決定的なことは言えませんが、現時点での回答を記載し、必要に応じて修正したいと思います。
7)専門医をめざす医師1-2名に1名の指導医(精神保健指定医クラス)がつき、指導医2-3名を講師クラスが指導するという体制をとっています。
8)専門医をめざす4年間は北里大学東病院、北里大学病院と教育関連病院に勤務することになります。施設によって給与が異なりますが、4年間の平均年収として700万円/年程度を維持したいと考えています。当直による収入などがこれにプラスされます。経済的な面は重要な問題ですので、個別に遠慮なく相談して下さい。 
9)平日の当直が週1回、休日当直が月1回程度が基本となります。
(2004.12.30,文責:宮岡等 miyaoka@med.kitasato-u.ac.jp)
 
Q5
新研修制度2年間を終えた後、大学院に進学することができますか。
A5
可能です。ただ大学院での研究内容や研究に費やす時間などによっては精神科専門医や精神保健指定医の取得が遅れることがありますので、直接宮岡までご連絡下さい。
(2005.7,文責:宮岡等 miyaoka@med.kitasato-u.ac.jp)

平成23年度後期研修医クルズス日程

概要 担当者(敬称略)
5 19 精神症状評価と診断(1) 宮岡

26 精神症状評価と診断(2) 宮岡
6 2 医療安全の考え方 吉田

9 精神医学と法律(手帳の書き方) 鈴木(志)

16 脳波所見の見方と利用(1) 齋藤

23 脳波所見の見方と利用(2) 齋藤

30 精神科薬物療法の基本(1) 宮地(伸)
7 7 精神科薬物療法の基本(2) 宮地(伸)
9 22 小児期の精神疾患と発達精神医学概論(1) 井上

29 リエゾン精神医学の考え方とサイコオンコロジー 山本
10 6 小児期の精神疾患と発達精神医学概論(2) 井上

13 身体救急における精神医学 上條か井出(救急)

20 薬物中毒(過量服薬)の考え方と対応/自殺への初期対応 上條か井出(救急)

27 老年期精神障害と老年期の考え方 高橋恵
11 10 頭部画像検査 高橋恵

17 認知行動療法の考え方 宍倉
12 1 精神医学と法律(精神保健福祉法、医療観察法、精神鑑定など) 高橋恵

8 力動的精神療法の考え方 生地

15 アルコール依存/関連精神障害 澤山
1 12 利用すべき社会資源 上條(総合相談)

19 睡眠障害と精神疾患 田ヶ谷

26 睡眠に関する検査(PSGなど)/治療(高照度光療法など) 田ヶ谷
2 2 産業精神医学の考え方 田中

9 摂食障害の見方 高橋恵理

16 精神疾患患者の身体合併症医療の現状 新井(相模台)

23 精神科医療における心理士の役割 和田(大学病院心理)
3 8 神経化学の現状と考え方 鈴木(映)

15 遺伝カウンセリングの実際 安藤

22 まとめ 宮岡

北里子どもの心専門医研修コース

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